福島のプラント5−大玉店は国道4号線沿いにあり
夜は「こんなど田舎に?・・・・」と思ったけれど
昼には交通量もあり、なかなか集客力もありそうだ。
栄田君の話しによると地元のベニマルというスーパーの圧力で
地元の問屋からはすべて納品を断わられたそうである。
きっと、みった君のことだから尚いっそうファイトをかきたてられたことだろう
これからの展開が楽しみだ。
田中は元気にしていたけれど、業者とあまり馴れ馴れしく話をしていると
あらぬ疑いをかけられるので立ち話もあまりできなかった。
それなりに処世術も身につけている。
開店当初は本部の意向でなかなか担当者の色合いも出せないが
遠隔地ということもあって、よほど売上が芳しくない限りは
本部から大挙して検閲に押しかけるということもなくなる。
数ヶ月したら、ぼちぼちうちの商材をプッシュしていこうと思っている。
帰りに新潟で降りてプラント−5横越店に寄ってきた。
これは去年の11月にオープンした店だけど、オープン前に行ったとき
担当者に会えなくて、今回それが実現できて有意義だった。
担当はまるまん時代から付き合いのある、村上君。
愛想は悪いが俺との相性はいい・・・たしか10歳ぐらい年下だから
もう40歳に近くなっているか・・・・??ええ〜!!である
20年ほど前、やつがまだまるまんに居る頃、余った大福を買ってもらおうと
まるまんでやつの姿を見かけ、俺が声をかける・・・
「お〜い、村上〜〜ッ!!・・・・・」ヤツはおれのほうを振り返りもせず
手を頭の上で振りながら「いらんで〜〜〜〜」と答えながらスタスタ歩いていく
俺はなおも声をかける
「お〜い、村上く〜〜ん!!・・・・」やつはなおも後ろ向きのまま頭の上で
手を振る「いらんで〜〜〜〜」
俺はさらに声をかける
「村上さ〜〜〜〜ん!!!・・・・・・」やつは答える
「いらん!って言うてるやろ!!・・・・・」
俺の声はさらに大きくなる
「村上様!!!!・・・・・・」
やつはひたすら逃げる・・・・俺は小走りに追いかける・・・・
「村上殿!!!!!!!・・・・・・」

やつは観念したようにやっと振り返る・・・・
「なんやっちゅうねんッ ホンマにもうッ・・・・・」
おれはにっしゃり笑ってドスを効かせて話し掛ける
「だから・・買えッ ちゅうとんねんッ・・・・」

まるで、押し売りそのものやったな〜・・・・あはは