12月5日・・・・そーいえば、今日は次男の誕生日である。
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新生児室で初めて対面したやつはサルの子みたいに
しわくちゃの顔をして、ブカブカのオムツから覗いている足は
1年半前に生まれたふっくらしたやつの兄貴とは対照的に
まるで枯れ枝みたいだったのをよく覚えている・・・・
・・・・・・・育ってくれて、ありがとうと言いたい・・・・
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ある経済学者は言う・・・・・
日本の企業は個々の仕事の成果について報奨金を出したりして
欧米の能力主義を取り入れているように言われているが
実際は何も変わってはいないらしい。
その顕著な例が中高年の社員の給料は
絶対下がらないという事実・・・・
人口が増加しないのに産業が伸びるはずもなく企業の収益も
そうそう伸びてはくれない、畢竟企業は新入社員の給料の伸びを
抑えざるをえなくなる・・・・
その結果、新入社員の入社3年以内の離職率が3割を超えるということになる。
つまりは「この会社にいても俺の未来は暗い・・・・」と辞める訳だ・・・・
俺の店にしても今の段階ではなんとか採算を保っているものの
5年先、いや1年先も確実なことは言えない・・・・・
その点、夕張市みたいな例外はあるとしても公共団体には倒産は有り得ない。
給料もじわりじわりと上がっていく・・・・
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去年の暮れから体調を崩し、何度ももうダメかと思った・・・・・
猛母からは連日のように「次男に店を継がせろ」と言われる・・・・
そうなればどんなに楽か、どんなにうれしいか、どんなに楽しいか・・・・
しかしながら俺は土俵際で足の指を俵に絡ませて踏ん張っている・・・・
「すべてを投げ出して楽になれ・・・」という悪魔のささやきには耳を貸さない
何ゆえか?
俺は惜しいのだ・・・・やつの積み重ねた時間が・・・・
蓄積された知識が・・・・・周りの人たちの思いが・・・・
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このままでは時間の藻屑となって消えていってしまう・・・・・
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次男よ、お前はいつまでキャンパスの上で寝転がっているのだ?・・・・
もういいかげん目覚めよ・・・・
そしてファイティングポーズをとれ・・・
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人生は長い・・・・
・・・・・・・・・・お楽しみはこれからだぞ・・・・・・・・・
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