昨日の夜はマンションにご招待に預かって、カミさんの手料理を久しぶりに味わった。
俺のかねてからのリクエストに応えてくれて甘エビの天ぷらを作ってくれた。
もう何年も味わったことのない料理で感激して食べた・・・・・・・
食事のあとカーペットで寝転んでいると、カミさんがおずおずと
長男の成績表を差し出してくる・・・・・・学校からだ・・・・・・
要約すると内容は「このまま学校にいても卒業する見込みなんかないよ・・・」
みたいなもの・・・・・・
「今度はがんばるから・・・・」と言って臨んだ3年次の成績は2単位
単純計算で卒業までには50年かかってしまう・・・・・・
「退学しますんところへマルつけて送っておけや」と言う俺に
「一応本人の承諾も得んことには・・・・・」と未だにボタ餅に砂糖をかけたような
甘いことをカミさんは言う・・・・・・・
もういい加減、自覚しようではないか
我々の子供は我々が思っているほど優秀ではなく、それどころか
世間的には大バカ野郎の部類に入るんだという事実を真摯に客観的な
気持ちで受け入れなければならないという事を・・・・・・
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長男には福井へ帰ってもらうことにした。来月で下宿も引き払う・・・・
ゴネたら?・・・・望むところだ、親子の縁を切ってやろう・・・・
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腹が立ったら、あまり眠れなかった・・・・・
午前1時半に目覚めてしまう・・・・・・
もう30分眠ろうかとも思ったが眠りこんで寝過ごすと大変なので
エイヤ!っと起きる・・・・・マンションを出ようとすると
俺の靴の上になにやらプレゼントが・・・・・・事務所に帰って中を見ると
三男からだ・・・・破いたノートに拙い字が躍る・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・以下、本文通り
「なんか実用的な物がいいなとプレゼントを探している時に鍵をジャラジャラ付けて
いるのを思い出し、キーホルダーにしました。
今年から2年っつうことで、何やら周りも少し落ち着いてきた様で勉強に集中できます。
バイトも始め、スイミングインストラクターをしていて、来年からの肉体労働に向けて
体作りも出来るので非常に気に入っています。時間的にもそんなに拘束されないので
体が慣れてきたら他のバイトもするつもりです。
あと1年、学生生活の間に出来る限り技術を磨いて、就職したら最短のルートで
上まで昇りつめたいと思うのでなにとぞ支援をよろしくお願いします。
                三男坊 タカシ様より   」
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こやつは親の弱点をよく知っている・・・・・・ーー;)
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