昨日の昼に三男が訪ねて来る・・・・・・どうやら今勤めている美容院を辞めたいらしい・・・
もう24歳にもなっているのだからいちいち親父の承諾を得なくてもよさそうなものだが
ここいらへんどがヤツ一流のバランス感覚だ・・・・・と、俺は思っている・・・・・
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本当はたいして意見などないのだが親としてそれではイカンだろうと思い直し
とりあえず説教しておいた・・・・・・・
「いいかあ〜ッ オンナってえのはな・・・プランと金のない男にはついて来んのじゃッ
夢なんぞなんぼあっても腹は膨れんッ・・・・その道(美容師)で生きてくつもりなら
20年後、30年後の自分を想像してみろッ
そうすれば今、自分が何をすべきか解ってくるやろ・・・・・
40歳になったらお前は何してるつもりや?店を持ってるか?結婚してるか?子供は何人や?
これから先、何歳で結婚するつもりや?何歳で店を持つつもりや?
何人の客を引き連れて独立するつもりや?
店を始めたら一日何人の客が来たらペイするか考えたことあるか?
そんなこと考えたら今の店での不満なんぞいかに瑣末なことかようわかるやろ・・・
いいかッ〜店にとって俺はどういう存在なんかなんぞ考える必要はない
お前は店を踏み台にしてこれから生きていくんや・・・・・
店のためにお前が居るんじゃなくてお前のために店がある・・・・そこんとこよく考えろ
人生設計の持ってない男にはオンナもついて来んぞッ・・・」
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と、まあ明日のことも考えていない俺は説教を垂れた・・・・・
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ニャハハハ・・・・人生なんぞ、楽しけりゃいいのサ・・・・ケセラセラ・・・・・