俺は縛られるというのが本当に苦手だ・・・・・規則・約束・校則・法律・・・・・
身につけるものも縛られているようで嫌いだ・・・・・ブレスレットやネックレスの類もつけたことがない
腕時計も大学の試験以来したことがない・・・指輪も結婚指輪さえどこかにいってしまった
本当のことを言えばメガネもしたくはないのだが日常生活に支障をきたすので致し方ない
日常生活といえば・・・・何がストレスって
毎日同じ時間に起きなければいけないというのが本当にストレスである・・・・
今もはっきり覚えている・・・・・・初めて幼稚園に通うことになった朝・・・・
「うわ〜ッ これから毎日起きなアカンのかよ〜・・・・めっちゃしんどいわ・・」
幼稚園自体はさほど苦にはならなかったが毎日同じ時間に起きなければいけないというのは
本当にイヤだった・・・・・・・ある意味(目覚めた)ませたガキだった・・・・
こんな俺だから毎日が日曜みたいな学生時代は本当に楽しかった・・・・
たった4年のパラダイス・・・・・・・
あれから30年・・・・・子供も大きくなったことだし
死ぬまでの数年間ぐらい何にも縛られずに生きてみたいもんだ・・・・・
目が醒めるまで眠り続け眠くなるまで起きていて腹が減るまで飯は食わない・・・・
本を読み、音楽を聴き、映画を観て、コンサートに行き、旅をする・・・・
贅沢は言わない・・・・・気の向くままにボウフラのように生きてみたい
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小学校の2年の時、猛母に酷く叱られたことがある・・・・・・
原因はたわいもないことだった・・・・・・
学校の出来事や用事などを書くことになっている連絡帳をたまたまその日に書いてなかったのだ
その日は何かの役員会があってクラスの級長をしていた俺は呼び出され委員会が終わって
クラスへ帰ったころにはホームルームもとっくの昔に終わっていてクラスの皆は帰ったあとだった
その頃、猛母は仕事がとても忙しく連絡帳を見ることはほとんどなかった・・・・
それで俺は「まッいいや・・・・明日、誰かに見せてもらって書けばいいや」と思ったのだ・・・
ところがそういう時に限って運悪く猛母が仕事から早く帰ってきて連絡帳を見せろという
しかもすこぶる機嫌が悪そうだ・・・・・・案の定、カミナリが落ちた・・・問答無用!である
武田鉄也率いる海援隊の「母にささげるバラード」のオフクロさんのセリフのような怒声が浴びせられた
「母ちゃんが朝の早くから仕事してるのが、お前にはわからんのか!!!!!!!」
そして俺は酷く殴られた・・・・・猛母から殴られたのは後にも先にもあの時一回だけである・・・・
翌日になって少しずつ訳を話すと・・・・・
「な〜んや・・・そんなことならちゃんと言えばいいものを・・・・・うひゃははは・・」
と、機嫌の直った猛母は笑い飛ばした・・・・・・・・・
俺はあの時、(世の中には理不尽なこともあるものなんだ)ということを猛母から教えられた
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猛母も規格外の人間である・・・・・猛母はメガネさえ、しない・・・・・・
俺がいくら破天荒な人間だとしても、所詮は二番煎じ・・・・ジュニアでしかないのだ
オリジナルには勝てない・・・・・・・・・・・・・・・・