俺の勉強部屋にはクーラーが付いていた・・・・・・
暑くて勉強ができないと言うと親父が付けてくれた・・・・・当時としては異例である
クーラーのついた勉強部屋を持っている同級生など皆無だった
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その割にはさっぱり勉強のほうははかどらなかったが・・・・・・・
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小さい頃からおぼっちゃんで育ってきた・・・・自分も周りもそういう目で俺のことをみる
ところが俺は自分のなかに棲んでいる悪魔の存在に生まれた時から気づいていた・・・・・
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俺が弾けたのは大学生になってから・・・・正確に言えば福井を離れた
浪人時代からだ・・・・・・
だから高校までの俺に対するイメージと学生時代からの俺に対するイメージでは
180度違ってくる・・・・・・・・・
「何不自由なく育ってきた優等生のおぼっちゃん」から
「ゴキブリのような生命力を持ったしたたかな男」へと変貌した・・・・
生まれて初めてしたバイトが蕎麦処のフロア係だったが
2〜3ヶ月勤めた頃、その店の料理長からこう言われた
「君って地球最後の日まで生き残ってるタイプやなあ〜〜」
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