ヒロコ姉さんが来てくれて本当に助かっている・・・・・
ご飯の用意もしなくていいしゴミ出しの心配もしなくていい・・・・
親父から比べると猛母はほとんど手のかからない老人だが
それでも一緒に生活していればやらなければならないことが山ほど出てきてしまう
ひとつひとつはたいしたことのない事でも日常の小さな用事が
積もり重なるとやはりいつのまにか負担になるものだ・・・・・
俺はヒロコ姉さんが来てくれた水曜からこっち
ほとんど実家に立ち寄らなくなった・・・・・・現金なものである
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それでも決して俺の仕事が楽になったわけではない
昨日も配達のついでに市役所に立ち寄ったり午後も配達が入ったりして
大汗をかいて仕事をこないしていた・・・・・・・
これでヒロコ姉さんがいてくれなかったらどうなったんだろうと思うと
薄ら寒くなる・・・・・・・・
今日から市場は盆休みに入る・・・・・
15・16・17と連休だ・・・・・・・
体調が万全ならR塾でも冷やかしに行くところなんだが
寄る年波にはなかなか抗えずしんどい思いだけが先立ってしまう・・・・
こっそりR塾までクルマを飛ばしR塾の駐車場からNのヤツに電話を入れ
「近くにおったらお前なんかギッタンギッタンに伸してやるんやけどな!」
とNを挑発し
「ふふふ・・俺は今、調子がよろしくないから今やったら負けてやったのにナ・・・」とNが応えたら
おもむろに塾の扉を開けて乱入し
「ほんなら相手してもらおうか!!」
と叫ぶのだ・・・・・・・
そういう場面を夢想してはみるが
R塾から福井までの帰りのしんどいしんどい道のりを想像すると
楽しい企みもシャボン玉のように儚く消えていってしまう・・・・