どうやらNのブログが滞ったのはヤツが逝っちまったからではなかったようだ・・・・
まッ こっちとしても月曜とか火曜とかいう中途半端な曜日に死んでもらうと
仕事のスペアのいない身としては通夜にも葬儀にも行けないから
それはそれで良かったかもしれない・・・・・・・
金曜の朝にポックリ逝ってしまって、金曜の夜は身内で通夜
土曜の夜に本通夜、日曜に葬儀・・・・・そういう手順で死んでもらわないと困るのだ
なにせこっちはヤツの遺影のニカッと笑った前歯の1本を黒のマジックインキで
塗りつぶし、間抜けな顔にしてやるというのが最後の楽しみなのだから・・・・
でも俺がそういう話をするとヤツは
「お前にそんなことは絶対させねえ!」と本気になって怒るのだ・・・・
俺は不思議でしょーがない・・・・・
不摂生の限りを尽くしているお前はどうやって俺より長生きするつもりなんだ?
去年の夏、親父の納骨に京都の本山へ行った時もヤツは
「お前が死んだら俺はお前の骨を持ってブーちゃんとここへ来るわけか・・・・」
とつぶやいていた・・・・・・・・全く理解できない思考回路だ
どこをどうやってつつけば俺より長生きするという結論がでるのだろう?
ヤツに君だけが不死身ではないのですよ〜〜と教えることは
チンパンジー因数分解を教えるより難しいことかもしれない・・・・・
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ところが仕事のスペアがない身と言ったが今年は少しばかり事情が変わってきた
市場の向かいの店のT商店が2月から水曜や土曜も休みにするらしいのだ
今のままでは人件費分だけ赤字が嵩むというわけだ・・・・・
まッ それぐらい市場の状況は厳しいということだ・・・・・
今までならどんなことがあっても店だけは開けなければならないという
使命感みたいなものがあったがこれからはそんなことはもうなくなるだろう
俺にしても午前中の配達を親父に代わってもらったり
昼から寝込んだことは何回もあったが市場を休んだことは30年間一度もない
でもこれからは「今日は寒いから行かんとこ・・・・・」みたいな
理由で休んでしまうかもしれない・・・・・
だからNがいつ逝ってくれても通夜や葬儀には駆けつけることができるだろう
にゃははは・・・・Nよ、天国で歯噛みしろ・・・・・