猛母は昨日は熱が出て、昼ご飯はなんとか食べたが
夜ご飯は食べることができなかった・・・・・・
今日は熱は下がったみたいだがまだ食欲はなく
足元がふらついている・・・・・・
トイレまで行くには行ったが帰って来れなくなり
俺の助けを呼んだ
たった10歩の道のりが彼女にとっては万里の距離だ。
昨日の昼に往診専門のお医者さんがやってきた
30代と思われる大柄な青年だった・・・・・・
採血をしたいと言うので猛母の血管は強敵ですよと応えると
「ハードル高いみたいですね・・・」と応える
結局何度も針を刺してみたが血管を掘り当てることはできずに
「次回にがんばります・・・・どうもすんません・・」
と詫びて帰った・・・・・・
医者が帰ったあと、猛母が吐き捨てるようにつぶやいた
「ヘタクソめ!・・・・・・・・」
まッ それでもその医者は俺の感想ではなかなかの好青年だった
これからは彼に頼るしかない・・・・・