不正入試を試みた受験生の男の子は前年に父親を亡くし
母親の稼ぎだけではなかなかつらいだろうとそれまでの
志望校を私大の早稲田から国立の京都大に変更したのだという
ましてや一浪・・・・後がない(んなことぁないんだけど)と追い込まれたのだろう
なんだか切ない話しだ・・・・・
という話題をあるパープリンの女の子に振ってみたら
「バッカじゃないの・・・・・大学なんて落ちたら行かなきゃいいじゃん」
と応える
「お前は高卒と大卒の生涯賃金の格差がどれだけあるのか知ってるのか?」
「だったらランク落とせばいいじゃん・・・」
「あのなあ〜お前は受験勉強をしたことがないからわからんやろけど
国立から私立へシフトするのと私大から国立へシフトするのは
えらい違いなんやぞ!ましてや京大やぞ」
「だから大学なんか行かなきゃいいじゃん・・・・」
「お前、一生のうちで死ぬほど勉強したことってあるのか?」
「んなもん、ないに決まってるじゃん・・・・」
「だったら死ぬほど勉強して大学に行きたいやつの気持ちもわからんやろ」
「でも結局、お母さん泣かしたんだからやっぱバカじゃん・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
2本のレールは決して交わることはない・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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好事魔多しという諺はなにもマージャンの時だけに使われるものではない
昨日の猛母は朝からとても体調が良かった
ヘルパーさんが来ているときもずっと座っていた
昼ご飯のときも俺と一緒に腹いっぱい食べた
午後には訪問看護の人が来てくれて風呂にも入った・・・
でも調子が良かったのはそこまで・・・・・
訪問看護の人が帰ってから体調はみるみるうちに悪化
ゲーゲー吐きだし、腹の痛みを訴える・・・・・・
夜の8時ごろに先日から世話になっているドクターに電話を入れて
往診に来てもらった・・・・・それでも症状は改善せず
俺は猛母が吐いた洗面器を持って洗面所と行ったり来たり
猛母の背中をずっとさすり続けた・・・・・・・
ドクターも薬局を駆けずり回って座薬のモルヒネを見つけてきてくれた
そしてなんとか猛母が寝付いたのが午後11時・・・・・
やはり何事も少し調子がいいからと言って浮かれてはダメなのだ