−頑張ろう、日本!−というコマーシャルが流れている・・・・
復帰ではなくて復興だと声高に叫ぶコメンテイターもいる・・・
俺はこの意見には懐疑的だ・・・・・・
終戦の焼け野原から復興できたのだから今度も必ず立ち上げれる
と、識者は言う・・・・・
果たしてそうだろうか?
終戦の時の日本は日本人みんなが同じ条件だったのだ
いわゆる5千万人の「頑張ろう!」である・・・・・・・
今回はいくら広範囲に及んでいるとしても
せいぜい500万人の「頑張ろう!」である・・・・
復帰できないとは言わない・・・・・言わないが・・・・である
昨日も今日も選挙カーは走り回り
コンビニの前では中学生がウンコ座りをし
若い姉ちゃんは山盛りの頭をしている・・・・
そして俺は夕方になると溢れるような湯船に浸かっているのだ
一方、被災地では牛の歩みよりもゆっくりとまさしく一歩一歩
修復に努める人が居て、フクシマでは現場作業員が徹夜で頑張っている
もう日本はとんでもなく裕福になってしまったのだ・・・・
もう後戻りなんかできないのだ・・・・・・
頑張っているのは現場の人間だけなのだ・・・・・
第一、頑張ろうと言われてもいったい何をどう頑張ろうと言うのだろう?
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どうもうまく表現できない・・・・・・
日本がこれから目指すべきは成長社会ではなく成熟社会だ・・・
成長はしないけれども衰退もしない、自然の力だけで循環していくような
ビオトープのような箱庭みたいな社会だ・・・・・
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それにしても放射能汚染水を海に放出することを決定したやつは
どこのどいつだ?!