「死んだらどうなるんやろなあ〜・・・・・・」
「父ちゃんは死ぬ時、どんなんやったんやろなあ〜〜・・・・」
「あ〜早く死にたい・・・・・・」
どれもこれもこの半年、猛母が言い続けた言葉だ・・・・
これらの言葉を聞く度に俺も心の中で思っていた
(母ちゃんが死んだら俺はどうなるんやろな・・・・)
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どうにもならない・・・・・・
怠惰な日常がダラダラと過ぎ去って行くだけである・・・・
子供達は曲がりなりにも30歳近くまで育った
両親の野辺の送りは曲りなりにも済ませた・・・・
もう俺はこの世に必要のない人間かも知れない・・・・
せめて器械の技術でもあればフクシマへ飛んで行って
「未来の日本の礎になります!」と言って
防護服も着ないで原発で作業するってこともできるんだが・・・・・
瓦礫の除去で被爆して死ぬってえのは
ちょっとあんまりかっこよくないしなあ〜〜〜〜
ザコンの俺はどこからか
「無駄飯ぐらいめ!!」という猛母の罵声が聞こえてきそうで
落ち着かないのだ・・・・・・・・