俺の嫌いなアントニオ猪木の言葉は悔しいけれど真理を突いている
「元気があれば何でもできる!」
そしてその逆もまたこれ真理なりということを
近頃つくづくかみ締めている・・・・・・
「元気がなければ何もできない・・・・」
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そんな俺を元気付けようとシュウちゃんが声をかけてくれたが
とてもとてもシュウちゃんの厚意には応えられそうにない・・・・
たとえばシュウちゃんの会社までクルマを飛ばすことを考えただけで
ヘタレの俺はとたんに気持ちが萎えてしまうのだ・・・・・
Nの友達で今は公安に追われているらしいFは学生の頃
園田に住んでいて、真夏に学校へ行こうとして下宿を出たものの
阪急園田駅に着くまでに暑さを凌ぐのに3軒もサ店に立ち寄り
結局学校へ行くことを断念したという・・・・・
そんな昔話を思い出してしまった・・・・・
あの頃はそんなFに「アホか!」と突っ込みをいれたものだが
今の俺はシュウちゃんのとこに着くまでにいったい何度パーキングに
立ち寄って休憩しなければならないかわからない・・・・・
だいたいにして辿り着けるのか?・・・
それぐらい今の俺はヘタレである・・・・・
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同じヘタレでもNの場合は今までで一番の凪だった中3が
ここにきて一気に暴風圏に突入したみたいで
アドレナリンが噴出しているみたいだな・・・・・・羨ましい限りだ
俺も商売上では一発殴られたら瞬間的に三発返すような仕事をしてきたが
今はどんなにパンチを繰り出されても殴りあう気なんかサラサラない・・
ヘタレの極地である・・・・・・・
指のほうは確実に回復はしているのである・・・・・
ただその回復の度合いが極端に遅いというだけ
去年の夏が10段階で1とすれば今は2・5ぐらいである・・・
まだまだ・・・・まだまだなのだ・・・・・