昨日は爽やかに一日中晴れわたった
午前中にタカシが使っていた布団を干して
掃除機をかけ押し入れに仕舞うことが出来た・・・・
一変して今日は雨だ・・・・・でも気温は高めだ
明日の久居榊原温泉ラソンに向けてそろそろ出発せねば・・・・
////////////////////////////////////////////////////////////
Nの高校時代の友人にフクダというヤツが居た
かなりの変人で現役で大阪市立大学に合格したもののほとんど出席せず
自分の住んでいるアパートの周り半径500m以内でしか生活しないような隠遁生活を送っていた
そんなフクダがただ唯一頻繁に通っていたのがNの下宿である
フクダという男は自分の下宿の最寄り駅である園田の駅まで行くのでさえ
途中3軒ほど喫茶店に寄り道しないと行けないようなヤツなのだ
それがたまに意を決して電車を乗り継ぎNの下宿にやってくる
Nが不在の時は押し入れから布団を取り出しきちんと敷いて寝るのだ
まあたいがいそういう時は帰って来た俺たち悪童がよってたかって
布団を引きはがし扇風機の風を当てることになるのだが・・・・・
そんなフクダが午前中にNの下宿にやってきたことがある
「やあやあ・・・」とドアを開けるとそこには徹夜マージャンを終えて
狭い部屋で屍のように眠る俺たちがいた・・・・
フクダは廊下で立ち尽くし深いため息をつくと
「まッ こんな日もあるさ・・・・・」とつぶやいてからとぼとぼと帰っていった
風の噂では公安に追われているという・・・・・生きているのだろうか?
まあ何で俺がこんな話を思い出したかと言うと
どうやらNは明日用事があるみたいで俺には付き合っていられないかもしれないらしいのだ
だから俺も明日はあの日のフクダのように
「まッ こんな日もあるさ・・・・・」と言おうと思っているのだ