日曜の姫路城マラソンは爽やかに晴れた絶好のマラソン日和だった
日は差したがそれほど気温は上がらず冷たい風が心地よかった
俺はいつもどおりにキロ7分を目安に淡々とレースを運んだ
結果は4時間49分58秒となんとか5時間を切ることが出来た
今度の日曜は各務原でハーフ、そしてその次は因縁の能登和倉フルだ
能登和倉万葉の里フルマラソンは一年で一番ハードな戦いだ
そのフルマラソンに知らなかったとは言え無謀にも初マラソンで挑んでしまい
思いっきり煮え湯を飲まされた・・・・・あれから4年
今年でその和倉も5回目の参加となる
今までの自分的勝敗は2勝2敗だ・・・・・
今年は勝って戦績を勝ち越しに持っていきたい・・・・
頑張ろー、俺!
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フルマラソンを走る時は目標を少しずつ変えて走る・・・・・
最初の目標は1km地点・・・・・ここでキロ何分で走ってしんどいかどうか自問自答する
今日は行けそうか?ペースをアップするか?ダウンするか・・・・・
最初の5kmはだいたい30分から35分の間で走る
それ以上早くても遅くても後半に影響が出てくることは体験済みだ
次の目標は10km地点・・・・・ここで約4分の1だ
疲れているか?・・・・自分の身体に聞いてみる・・・・・・
その次の目標は14km地点・・・・ここで3分の1だ
こんなところで疲れを感じていたのではとても完走など出来ない
しんどくても「しんどくない!」と自分に言い聞かせる
次は中間地点21kmちょっと・・・・まだまだ大丈夫と思わなければならない
ラソンとは筋肉が硬直してくるゲームだ
筋肉が硬直して足のバネが無くなってくると走りたくても走れなくなる
歩けるのに走れない・・・・・不思議だ・・・・・
中間地点を過ぎれば次の目標は28km地点だ
ここまで来れば3分の2を走破したことになる・・・・あと3分の1だ
頑張れ、俺!・・・・・根性見せてみろ!と自分に言い聞かす
30km地点を過ぎるとまだ12・195kmあるはずなのに
なぜか「あと10km!」と勝手に脳が指令を出す・・・・
35地点あたりからは夢遊病者のごとくただただ足を前に出すのみだ
このまま永遠にこの苦しみからは逃れられないんじゃないかと思いながらも足を前に出し続けていると
いつの間にかゴールが目の前に現れる・・・・・
そしてゴールを駆け抜けたその瞬間から
たった今まで心と身体に刻みつけられていたレースの過酷な記憶が
砂上の楼閣のごとくサラサラと崩れていってしまうのだ・・・・・
ハイッ!イカレポンチの一丁出来上がり〜ッ!・・・・である・・・
これはもう体験者にしか解らない・・・・・
・・・・なはは・・・・病んでるなあ