いつもベランメエ口調で一見気が強そうに見えるM女史は
内実はナイーブで人見知りの乙女チックな女性である・・・・・
Nは昔、この女性に惚れていた過去があって何かというと
「あっちゃんは元気にしているのかなあ・・・・・」とつぶやく
そこで仕方なく俺が出しゃばることになるわけだ
M女史は自分の携帯電話にかかってきた電話にはほとんど出ないそうだが
運と勘だけで人生を生き抜いてきた俺はその間隙を縫って彼女に電話するのだ
「不思議なんや・・・・どういうわけかワタシはやっちゃんの電話には出てしまうんや」
そうやってなんとかなだめすかしてM女史の了解を取り付けたのが5月
それからも何回か断りの電話がかかってきた・・・・・
彼女にしてみればちゃんと話の内容をリハーサルして、えいや!とばかりにかけてくるみたいだが
その度に俺に言い負かされて仕方なく「分かった・・・・やっぱり行く」
と言わされてきた
ある時は「何眠たいこと言うてんねん!!」と恫喝され
ある時は「あのな・・・もういい大人なんやから一旦約束したことは守らなアカンのと違うか?・・・・」
と諭され、やっと俺たちの飲み会に参加してくれた
火曜はナビ様の言うとおりにクルマを走らせ放出駅の近くに住んでいるM女史をピックアップ
奈良でセンセと合流して飲み会に突入した・・・・・