昨日は南條はなはす早朝マラソン大会に参加した・・・・
午前5時にボッチの会社でボッチとSをピックアップ
一路会場の南條までクルマを走らせる
会場ではこんなクソ暑い季節にもかかわらず物好きなランナーが山ほどいた
おまけに昨日はNHKの番組クルーも来ていて例年よりも華やかだ
午前7時15分にスタート・・・・・気温は28度
スタート地点でピストルの音を待って立っているだけで汗がしたたり落ちる
俺はスタートからしばらくは前日の酒が抜けきるまでは慣らし運転だ
1km地点辺りまでで全身汗まみれである・・・・・
4km地点付近で後ろから「やっちゃん!!」と声をかけられる
びっくりして振り向くとボッチが併走している
おいおいおい・・・速いやんか・・・・・
暑さに極端に弱いボッチに確実に勝てるのはこの真夏のはなはすマラソンぐらいである
俺はなんとかボッチに遅れまいとヤツの背中を見ながら走り5kmを折り返した
はなはすマラソンは3km地点辺りから緩やかに上り5kmの折り返しからは今度は緩やかな下りになる
ボッチは下り坂が苦手なので折り返してから少しスピードが落ちてきた
俺は6km辺りでボッチを抜いてみる
抜かれた時に声をかけられたんだから抜き返すときには声をかけるのは礼儀だと思うが
俺はいっぱいいっぱいで声を出すことも出来なかった
スタート直後の団子状態でもなく6km地点辺りではランナーもばらけて走っているので
声をかけなくても俺が抜いていくのをボッチは分かるだろうと思っていた
ところがボッチは俺が抜いていったのに気づかなかったらしい
俺はヘロヘロになりながらも56分19秒でゴール・・・・・
ボッチは俺の少しあとでゴールした
俺がヤツを抜くときに声をかけていたら負けていたかもしれない
トホホだな・・・・・
まッ そんなことはともあれ
レースのあとはこのマラソン大会名物のかき氷を3杯も食べ
鯖江で風呂に浸かり、焼き肉&ビールをたらふく堪能した
幸せだなあああ・・・・・・
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高校時代からのポン友Sは意志の固い人間である・・・・・
絹こしトーフのような軟弱な意志しか持ち合わせていない俺とは真逆である
しかしながらそんなSでも弱点はある・・・・それはヤツの優しさだ
だからヤツを説得する時はその弱点を衝くに限るのだ
一般的に人を説得するには(なだめて、すかして、脅して・・・)などと言うが
こんな戦法はSには一切通用しない・・・・
なだめてもすかしても彼は意志を曲げないしましてや暴力や脅しには決して屈しないタイプなのだ
だからSを説得するには泣き落としの一手しかないのだ・・・
「頼むぅ〜頼むぅ〜頼むぅ〜なあなあなあ・・・ええやんかああ〜〜〜
なッ なッ なッ 一回だけ!一回だけでいいからさあ〜〜〜〜〜」
と両手を合わせて拝み倒すのだ・・・・眉をハの字にして泣き真似をするとより効果的である
すると弱点が優しさのSは根負けして
「んもうッ・・・・じゃあ一回だけだよ・・・・」と呟くのだ
こういう土俵で勝負しなければならない・・・・・
俺はやったーッ!と言いながら心の中で赤い舌をチロリと出す・・・エヘ
Sという旅人のコートを脱がすのは北風でも太陽でもないのだ
ヤツの前で「う”〜〜寒い寒い・・・・」と泣いて見せれば
心優しいSは「僕のコートを貸してあげようか・・・」と言い出すのだ
Sとはそういうヤツなのである・・・・・
むふふ・・・・・ヤツにはこれからも付き合ってもらわねば・・・・
にゃはは