中学校の俺の担任はとても厳しい人だった・・・
たぶん今だったら問題になったかも知れない・・・・
生徒を往復びんたで殴るのは当たり前の人だった・・・・
それでも俺達が彼の生徒だった頃は
かなり彼は丸くなったほうなのだと言われていた・・・・
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俺は中学校に通っていた頃、かなり遅刻をした・・・・・
どれぐらいかと言うと遅刻をする度に生徒手帳に
遅刻の印を風紀委員に押されるのだが
度重なる遅刻のせいで生徒手帳にハンコを押す場所が
無くなってしまったほどだったのである・・・・・・
そんな俺に業を煮やした担任がある日、遅刻した俺に宣言する
「しばらくここに居なさい・・・・」
場所は職員室・・・・・・
(立たし)ではない・・・・・
担任は「疲れたらボクの椅子に座っててもいいよ」
と、言い置いて授業に出かける・・・・・
休み時間には担任は帰ってくるが時間割り表を見て
「次ぎの授業の先生にはボクのほうから言っておくから
君はここに居なさい」と言い置いて、また授業に行く・・・・
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これはかなり堪えた・・・・・・
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その頃の中学校では校長は校長室に居たけれど
授業中に誰も居なくなった職員室に居るのは
教頭だけだった・・・・・・・・・
そんな職員室に一人ポツンと立たされている俺・・・・・・
教頭は俺に話しかけてくる
・・・・・・・・・・・・・・・・・「また、お前か・・・・」
俺はこの教頭と仲良くなってしまった・・・・
そしてこの教頭が大好きだった・・・・・・
そしてこの教頭はチャンバラトリオの南方という吉本の芸人にソックリだったのだ
その南方という芸人が死んだというニュースが流れていた
とても哀しい・・・・・
そして驚くべきことにこのマイナーな芸人を
シンが知っていたという・・・・・・・
不思議な縁を感じてしまう・・・・・・・・合掌・・・・・