二日間で矢作俊彦の「傷だらけの天使」を読んでしまった・・・・
句読点まで確かめなければ気がすまないチョー遅読の俺としては異常な速さだ。
おもしろかった・・・・・
最後のほうは読んでいて胸が熱くなり
不覚にも涙をこぼしてしまった・・・・・
テレビドラマ化はするのだろうか・・・・
いくつになっても問題を起こしているショーケンである
あの狂犬を調教できるプロデューサーが平成の時代にはたして存在するか・・・
深作欣二は逝っちまったしなあ〜〜
ドラマ化できればヒットするのは間違いないんだけど・・・・・
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それにしてもよくよく考えてみると水谷豊って役者は凄いな
子役(バンパイアなど)から始めて20代には
汚れ役(青春の殺人者傷だらけの天使など)をこなし
そののち教師役(熱中時代)で大ヒットを飛ばし
今また「相棒」で大活躍している・・・・・・・
まさに日本のダスティン・ホフマンだ・・・・・・
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その「相棒」も一箇所だけ本の中に出てくる
「んもうッ・・・・矢作ちゃんたら〜〜〜〜オチャメなんだからあ〜〜」
と、おもわずツッコミを入れたくなっちまった・・・・・
悔しいけれど今回は矢作の勝ちだ・・・・
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午前中の配達の途中に親父が入っている施設に立ち寄る
近頃はいつ行っても寝てばかりいて恍惚のヒトだったのに
今日は起きて椅子に座っていた・・・・いくぶん顔色もいい・・・
ところが元気になったおかげで里心がついたらしく
俺の顔を見たとたん「早く帰りたい!」と言い出した・・・・
いきなり帰りたいと言われてもオフクロは一日中寝てばかりいるし
いくらヒマになったとはいえ俺にも仕事がある・・・・・・
ヘルパーさんを雇うとかデイケアサービスに申し込むとか
もろもろの準備をしたうえでないと親父を迎え入れることはできない・・・
それでも親父はそんなことは構わずに初めて言葉を覚えた子供のように繰り返す
「ハヤクカエリタイ!ハヤクカエリタイ!ハヤクカエリタイ!・・・・・」
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30年後には俺もああなるのか・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・暗い気持ちになる・・・・・・・