「トネに騙された!!」というブーイングの嵐だった・・・・・
でも神に誓って言うが俺も競技の内容は知らなかったのだ
距離は3kmで仮装は大歓迎、完走証など発行しない・・・・
この条件では誰だっておふざけのウォーキングだと思うではないか
俺がランだったのを知らなかった証拠に
その前に10kmを走ったにも関わらずジンちゃんと一緒に
この3kmランにも参加しているのだ・・・・・
どうせスペイン村の周りをブラブラ練り歩くだけだろ・・・
と思っていた・・・ところがところがギッチョンチョン,結構みんな真面目に走っているじゃないか
まあスピードはたいしたことはなかったけど
思っていたよりアップダウンがあって10km完走したあとの俺には
結構堪えた・・・・・・
ドナドナドナのNと一緒に走るのが精一杯・・・・
それでも走ったあとはご老人たちも皆何やら爽やかな顔をしていて
これは誘い方によっては次回も参加してくれるんじゃなかろうか
という手応えを感じたナ・・・・・・ニャハハハ
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金曜日に鈴木のセンセを京都駅でピックアップ
その日の宿はニューびわこホテル
ここはリライムを薄汚くしたみたいな施設でなかなか良かった
なんとか潰れてしまう前にNやらシュウちゃんとやらご老人一行で行ってみたいと思った
土曜日は昼頃、R塾に移動してシュウちゃんと合流・・・・・
シュウちゃんのクルマに俺と鈴木のセンセが
Nのクルマにジンちゃんが乗り込んで2台で鳥羽に遠征・・・・
会議で遅れたガキやんは夜中の11時頃に合流
紛糾した会議の空気を身に纏ったまま大声で飲み食い始める・・・
翌日、「頑張ってきてね〜・・・」という民宿の女将さんの声に送られて
ラソン会場へ・・・・・・
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前日の夜に降っていた雨も止み、日曜はまずまずのお天気だった
ところが風の方は全然止む気配がなくとんでもない強風の中でのレースとなった
コースは予想通りアップダウンの激しいコースで容赦なくランナーの体力を奪っていく
風光明媚な景色を楽しみながら・・・・などとは絶対できないハードなコースだ
おまけにあの突風である
ランナーのための給水所で机の上に水を入れて並べられているコップが
一瞬の風ですべて吹き飛ばされるという光景は初めて見た・・・
それほどの風だった
それでも金曜からの蛮行でかなりメタボになった腹を抱えてのレースにもかかわらず
俺の体力はそこそこ保って思ったよりも楽しく走れることができた
結果は10km、58分15秒・・・・・あのコースでは上出来だろう
レースが終わってからご老人たちと合流してスペイン村の中を散策、そして
午後1時半からの老人たちの3kmロードランに付き合う・・・・
スタートの号砲とともに鈴木のセンセはピューっと走り出す
どうやらいつかシンと競り合って負けた時の借りを返すつもりらしい
シンもそれに続いて行き、いつの間にか姿が見えなくなった
俺はドナドナのNに歩調をあわせゆっくりとランニングだ・・・
前をシュウちゃんがノシノシと歩く
どうやら俺は歩幅だけでお前らの走るのと一緒なんじゃいと言いたいみたいだ
俺がシュウの腰のあたりを両手で押して前へやると
「ええい!うるさいわい!!」とでも言うようにイヤイヤながら走り出した
それでもこのメンツではシュウが一番体力があると俺は思っている
去年、シュウのスキー場へ行ってみたが、事務所の周りをちょっと歩くだけでも
坂の上に建物が立っているからかなり体力を使うのだ
あれでは自然と足腰が強くなるはずである・・・・・・
シュウが本気で走り出したらいつの間にか姿が見えなくなった・・・・
あとはドナドナのNといなかっぺ大将体型のガキやんの対決である・・・
上り坂でガキやんを抜くと次の下り坂で「えへへ・・」と言いながら
丸っこい体型のガキやんが抜き返して行く・・・・・
「ホンマにもう、子供なんやから・・・・」と、ドナドナのNがつぶやく
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こういうレースの常で、最初はしんどいと思っていてもいつの間にかレースは終わっていて
しばらくするとしんどかったことはすっかり忘れて
「まッ 結構楽しかったナ・・・・・」ということになるのだ・・・・・
今回も夕方、R塾に帰ってきてガキやんと鈴木のセンセと俺で風呂に浸かり
Nを交えて王将でビールで乾杯するまで、たった3km25分の出来事の話で
さんざん盛り上がった・・・・・これがマラソンの面白さなのだ
仕事のために止むなく打ち上げに参加できなかったシンとシュウも
レース後の風呂とビールとバカっ話を一緒に楽しめたなら
次回の参加同意も容易に取り付けることができたんだが・・・・・