老人になると赤ちゃん返りするというが
シュウちゃんの親父さんも俺の猛母も同じで
昼は眠っているのに夜は目が冴えるらしい・・・・
俺の猛母は気力を振り絞ってなんとかトイレまで
自分で歩いていくがその回数もやはり夜のほうが多い・・・・
どこが痛いのかはよくわからないが
とにかく「あ〜痛い・・・・あ〜痛い・・・・・」
と、一晩中呪文のようにつぶやいている・・・・・
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今朝は久しぶりに市場が忙しかった・・・・・
尻から追われるように仕事をこなす
久しぶりの感覚だ・・・・・・・・・
昔は毎日がこんな感じだった・・・・・・
「機を見て、敏」・・・Nが俺に与えた称号だ・・・・・・
河政という名前の移動販売の男性が居た・・・・・・
地元のF高校から東京の1流大学に進み、とある大手保険会社に就職するも
その激しい性格ゆえに上司とぶつかり脱サラ(死語でんな・・・)
福井に帰って来て、軽トラに食品を乗せて田舎を移動販売して回った・・・・
昭和40年代の話だから、当時は根性と体力と、愛想があれば
金儲けできた時代なのだ・・・・・・
彼は自力で家を建て、子供を大学まで行かせ、クラウンに乗っていた
その河政さんが俺にしみじみ言ったことがある・・・・・
「お前を最初に見た時はビックリした・・・・・・
世の中にはこんなてなわんヤツ(福井弁で抜け目のないとかすばしっこいとかいう意味)
がおったんやと思った・・・・」
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そうなのだ・・・・・俺は生き馬の目を抜く・・・・みたいな職場が
天職なのだ・・・・・・・
ところがそんな職場はもうどこにもない・・・・・
右を見ても左を見てもマニュアル・・・マニュアルだ・・・・・アホか
少しは自分のアタマで考えんかいッ・・・・・・
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・・・・・・・イカン、イカン・・・・すっかりジジイのグチになっちまったわい・・・