高校1年生の夏、俺は高校野球地方大会のボランティアに借り出された

同じクラスの村上君と二人で県営球場のバッグボードの裏に長い梯子を使ってよじ登り実況のラジオを聞きながら点数の板を替える仕事を仰せつかった

もう50年以上前の話しだ

その頃の県営球場は電光掲示板などという洒落た装置はあるはずもなく得点はすべて人力で交換していたのだ

俺達は点数の入っていない10回や11回の裏のところから顔を出して試合を眺めていた

のどかな時代だった

ところが一つだけ困ったことがあって、そんな屋根裏部屋みたいなところにトイレなど設置されているはずがないのだ

トイレに行くにはまたあの梯子を使って下まで降りて球場をぐるりと周ってバックネット裏まで行かなければならない

非常に面倒である

そこで俺達は一計を案じてコカ・コーラの500mlビンに用を足すことにした

一人が2回づつである

4回目には溢れそうになる

もう、ひやひやである😆😆😆😆

あの頃は何をしていても楽しかった

村上君は東大に進学したはずだが高校を出てからは一度も会ったことがない

いったいあれから彼はどんな人生を歩んで来たのだろうな

もう一度会ってみたいものだ

 

今日の昼から検査の為にオシッコを容器に溜めている

24時間のオシッコの状態を調べるらしい

オシッコを容器に溜めるのは50数年ぶりである

 

長いこと生きたものだ☺️☺️☺️