しかし、つくづくフルマラソンというのは不思議な競技だと思う・・・・
俺はフルマラソンというのは各個人がそれぞれの体力の貯金を持っていて
その貯金の中からいかに取り崩してトータルで使い果たすかという競技だと思っている
だからトップランナーなどは最初から100万円以上の体力の貯金を持っていて
スタートと同時に惜しげもなく体力の貯金をどんどん使って走り始める
俺みたいな5時間ランナーはせいぜい1万円あるかないかの体力の貯金を自分の体調と相談しながら少しずつ少しずつ取り崩して使わなければならない
今までの大会が1万円の貯金があったとしたなら今回の黒部カーター記念マラソン大会では俺の体力の貯金はせいぜい6千円か5千500円ぐらいだったように思う
中間地点ぐらいまではなんとか空元気で走っていたが30k過ぎてからは本当にしんどかった
それまでははるか後方に居たはずの「完走お助け隊」というボランティアランナー達がいつのまにか俺の横を走っている
つまりは彼らに置いていかれたら完走は出来ないということだ
こっちはすっかり体力の貯金を使い果たしていて歩くのが精いっぱいだ
それでもなんとか完走だけはしたいという欲はある
重い体に鞭うって走り始めてみるが50mほどでまた歩く・・・・
最後の5kはそんなことの繰り返しだった
どうにかこうにか制限時間内でゴール出来たが精も根も尽き果てた
それでもまた大会に出てみたくなるというのはイカレポンチの極みだな・・・・・トホホ
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だから俺はフルマラソンの「ペースランナー」というものは大反対だ
昔はあんなもの無かった
いったい何のためにあんなものを採用したのだろう?
フルマラソンという競技の醍醐味を削ぐというデメリットしか俺には思い浮かばない
今からでも遅くはないからすべての世界大会で「ペースランナー」を無くして欲しいと俺は思う・・・・
逆に昔は無かったのに今はとても楽しみにしているのが
これは本当に楽しい
どうしてもっと早くに実現できなかったのだろうと残念で仕方ない
俺が子供の頃にこの交流戦があったなら大興奮したに違いないのだ
もしかしたら南海や近鉄も球団を手放さずに済んだかもしれない
まあ、時は戻すことが出来ないから仕方ないナ・・・・