何かが動き出した予感がある・・・・・・それが何かはよくわからないが
今まで止まったままだった俺の中の時間が再び動き出したみたいな気がする
俺の人生の第何幕目かの幕がそろりそろりと上がろうとしているみたいだ
思えば猛母がこの世を去ってからのこの半年間
俺はひたすら何かを待っていた・・・・・
それは心や身体や仕事などが再び動き出す時期だったのかもしれない
とにかく俺は動きたくなかったのだ・・・・・・
手負いの獣が穴倉でじっと傷の回復を待つように
俺は動くことができなかった・・・・・動くというイメージが沸かないのだ
今はそれが少しずつだが前に進んでいるような気がする・・・・
例えば、アキラのマラソンの応援にしても
行く・行かないは別にしても
もし本当に行ったとしたらこうなるだろうというイメージが
アタマの中に湧いてくる・・・・・・・
朝早くにクルマで福井を出て、岐阜でアキラをピックアップ
スタート地点でアキラを見送りコースを先回りして沿道から手を振り
ゴールではバスタオルを手にして待っていてやる・・・・・
それからヤツの家まで送って行き、福井へ戻って来る・・・・
まあそこそこにおもしろい一日になるだろう・・・・・・
そんな想像をしてみても気持ちが重くはならない・・・・・・
ところが今まではそんな想像もできないくらい
心も身体も疲弊していたのだ・・・・・とてもとても動き出せる状態ではなかった・・・・・・
再び動き出したような気がする俺の人生の第何幕目かの物語は
どういったものになるのだろう・・・・
今更ワクワクするということもないが
迷惑をかけそうなヒトには今から謝っておかなくっちゃな・・・・