フルマラソンを走ると走って居る間に意識が朦朧となり脳内モルヒネが出て身体の痛みを忘れさせようとすると言われている

いわゆるこれがランナーズハイという現象で「このままだと俺はどこまでも走っていける!」と思ってしまうことがある

でもまあそんなランナーズハイの状態になることも稀な話しでレースの大体の時間は身体のあちこちの痛みとの戦いである

37k地点あたりでは大抵のランナーはこの世の不幸を一身に背負ったような苦痛に満ちた表情で歩を進めている

ところがそこから先のゴール地点では必ずやランナーは笑顔になる

俺は笑わないでゴールするランナーを見たことが無い

だってみんなその笑顔になるために頑張って走ってきたのだから・・・・

数えてみたら俺はそんなフルマラソンの大会に51回エントリーしている

そのうち45回完走して4回リタイア、あとの2回は台風で中止になった

フルマラソン45回完走!・・・・・・訳が分からない・・・・・

まるで他人事だ・・・・・その度に脳内モルヒネが?!・・・・

これじゃあ立派なジャンキーではないか・・・・

・・・・・・・・そうか・・・・俺はジャンキーなんだ・・・・・

どこかに更生施設はあるのだろうか?・・・・