実は先日、カイロの先生とちょっと言い合いになった・・・・

俺が行きつけのカイロの先生は俺の息子と同じ歳だ

その先生に、いや老化がとか、いやワクチンのせいだとか泣き言を垂れていたら

やんわりと遠回しに、それは鍛錬が足りないんじゃないんですかと反論されたのだ

俺はちょっと気色ばんで伝家の宝刀を抜く

「君はまだ若い、君も俺の歳になって見たらわかるよ・・・・・・」

俺が若くて生意気盛りだった頃はこの言葉が大嫌いで

「そんなもんいくら歳食ったってバカはバカだ!!」と年長者に食って掛かり大顰蹙を買ったものである

そんな俺だが今となっては情けないことにこの言葉ぐらいしか持ち合わせがない

すると先生は「僕は60代になっても今の筋力を維持しているつもりですよ」と、のたまう

「いや、そんなこと言ったってアンタが60代になるまで俺がこの世に居るわけなかろう」と俺はささやかな反撃を試みる

と、突然彼の声のトーンが跳ね上がり

「そう!そうなんですよ!!だからあと20年は生きていてください!」

と普段は物静かな彼が叫ぶように言ったのだ

俺は心の中できっと彼は俺のことが大好きで死んでほしくないんだなあ~~

と勝手に解釈してほくそ笑んだ

「どーしてアナタはそう自分に都合のいいように考えることができるの?!」

と俺はよくみんなから言われる

それは今は亡き俺の猛母が「アンタは世界で一番運の強い男や」と俺に言い続けたせいで、所謂今でいうところの洗脳みたいなものなのだ

そんな母親を持ったということを含めて俺は俺なのである

そして近頃はどういう訳か坂道トレーニングにはまってしまって心肺機能も復活しつつある

カイロの先生には「俺を殺す気か?」と悪態をついたが原因はトレーニング不足にあったみたいなのだ

「だから言ったでしょ・・・・」と言う先生のしたり顔が目に浮かぶ・・・・

うむむ・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちぇ